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育成から4年目の支配下登録。謎のベールに包まれた、横浜DeNAベイスターズ・宮城滝太選手とは?

育成契約となっていた #横浜DeNAベイスターズ#平良拳太郎 選手と、#宮城滝太(滝太=だいた) 選手が支配下登録された。奇しくもどちらも沖縄出身の右腕。インタビューなどを見ていると、二人ともどこかのんびりとした印象を受ける。


平良選手は、2017年に山口俊投手のFA移籍に伴う人的保障で巨人より移籍。先発ローテーションとして台頭してきた矢先の昨年6月に、トミー・ジョン手術を受けたことから育成契約となっていた。復帰までには術後15ヶ月程度かかるのとされているので、実戦登板はもう少し先になるだろうが、チームとして明るい材料であることに間違いない。


宮城選手は、2018年に滋賀学園高から育成1位で入団。高校2年の春に甲子園に出場しており、昨年法政大から4位で入団した #三浦銀二 選手(福岡大濠高)と、延長15回を1-1で投げ合い、引分け再試合で敗れている。


入団後は20年にイースタンで5勝を挙げ最多勝を獲得しているが、BCリーグの神奈川フューチャードリームスへの派遣などもあり、私自身は実は投げているところをほとんど見たことがない。おそらくベイスターズファンでも、宮城選手に詳しい人は少ないのではないだろうか。


入団1年目のファンフェスであいさつする宮城選手


色々調べてみると、入団時のプロフィールでは、身長181cm、体重69キロ。ストレートの最速が142キロ。110~120キロ前後の縦横2種類のスライダーとスローカーブ、チェンジアップが持ち球とあった。プロ入りするには少々物足りない感じはするが、コントロールなのか、変化球なのか、はたまた球筋なのかはわからないが、どこかに光るものがあり、「身体さえできれば」という伸びしろに期待しての指名だったのだと思う。


1年目のファンフェスで見たときは、女性ファンに支持されそうなかわいらしい童顔と、プロアスリートとしては、あまりにも細いシルエットが印象的だった。とくにユニフォームのズボンなどは、腰のところがキュッと巾着のように締まっており、まるでエヴァンゲリオンの碇シンジくんのようだった。


先ほど「投げている姿はほとんど見たことがない」と書いたが、プライベート面での情報は少しつかんでいる。横浜ウォーカーの取材で #森敬斗 選手からは「宮城さんは一つ年上なんですけど、“ダイタ”と呼ばせてもらっています。それだけ友人のような、近しい存在。映画や音楽の趣味も合うので仲良くしてもらっています」という証言を得ている。なかでも音楽の趣味はよく合うようで、宮城選手に薦められた「ドーベルマン・インフィニティ」というグループにはハマったそうだ。


そんな宮城選手も、昨年の4月の西武戦(イースタン)では、最速149キロを記録したという。また細かった体つきも、身長181cmはそのままだが、体重は80kgまでにアップしている。新背番号92は、ロッテに移籍した #国吉祐樹 選手が着けていた番号だが、実は同時に支配下登録となった平良選手が、巨人時代に着けていた番号でもある。


4年目でようやくつかんだ支配下登録。先発タイプなのか、リリーフタイプなのか。どんな球を投げるのか。謎のベールに包まれていた22歳が、いよいよ正体を現す日も近い!


(文=小貫正貴)


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